高騰する医療費、介護費用

 介護保険制度は、増大する一方の高齢者介護費用を皆で肩代わりするためのものでしたが、試算を上回る費用に合わせて保険料の増額やサービスの改訂が図られてきました。投制度開始時は3兆円であった介護費用は2012年には9兆円を超え、地域包括ケアシステム構築のゴールの年である2025年には21兆円以上になると言われています。利用者は100万人代から始まったものが2025年には720万人に達すると言われているのです。

図1 介護保険費用と保険料の推移

図2  2012年と2025年の介護費用と医療費の比較予想